恋人は浮気する・1(R18)

滝本と過ごす初めてのクリスマス。俺はほんの少しウキウキしていた。
誰かとクリスマスを過ごすのは大学卒業以来のことだったからだ。

 滝本は、夜景のきれいなレストランで食事してホテルへという
お決まりのコースを思い描いていたが、俺はそれらをきっぱりと拒絶した。

巷には、男女のカップルが溢れかえっているのに、野郎二人でそんな
寒いことをしたいなんて信じられない神経だ。

 今年は、23日の天皇誕生日が日曜になるため、24日は振替休日になる。

俺達は、22日の土曜日に滝本の姉さんが置いていったという
大きなクリスマスツリーを飾り付け、その夜からクリスマス気分で
ヤリまくっていた。

「明日の午後は、公園でも散歩しましょうか?」

 23日の夜、滝本が俺の背筋を上から下へと人差し指で撫でながら言った。

「寒いのは……あッ、ご免だ。……うっ…アァッ!」

 悪戯な指先が、さっきまで滝本のモノを飲み込んで限界まで
広がっていた奥を弄り始める。
軽く爪先で引っ掻くように刺激され、喉が鳴った。

「寒さの中、二人で寄り添って歩くのがいいんですよ」

 滝本は不満そうに口元をへの字に曲げると、二本の指先を
内部の柔らかさを確認するように奥で開く。

「やっ、んん……晴れて風がなかったら…つき合ってやる。
それより……焦らすなっ」

 俺は、まだ半勃ちの滝本のモノを急かすように掌で扱いてやった。

「ダメですよ、大切なクリスマスの本番前にカラッポになっちゃう。
今度は指だけで我慢して下さい」

 やんわり俺の手を外させると、滝本は俺を四つん這いにさせた。
尻肉を両手で揉みながら、俺の窄まりにねっとりと舌を這わせる。

「ばかっ、舐めるなっ!」
「でも、凄く感じるでしょう?」

 幾度も滝本のモノを受け入れ、熱を持ったように痺れているそこを、
滝本は指と舌で愛おしげに愛撫する。尖らせた舌が意地悪く侵入する度、
俺は甘い嬌声をあげて悶えた。

「前と後、どっちで達きたいですか?」
「うっ、挿れ…て――滝本のが欲しい」

 滝本は苦笑すると、今度は俺を横臥にして俺のモノを左手で握り込んだ。

「それは明日のお楽しみです」

 そして右手の人差し指と中指で俺の内部を刺激しながら、
左手で俺のモノを扱いて俺を絶頂へと導いていく。

「ア…クッ! ずる…いっ……んなの…ヤァッ!!」

 まるで滝本の前で自分が自慰をしているようで、俺は羞恥に
目の前が真っ赤になった。

「イク時の顔、見せて下さい」

 滝本は優しい声で言うと、激しく俺のウイークポイントを擦りあげた。

「ヤダッ、たきもと……たきもとッ! アアアッ――!!」

 堪え性のない俺の身体は、滝本に見つめられたまま、
あっけなく白濁を迸らせた。

腹上に飛び散ったそれを滝本の指がすくい取ると、
なんの躊躇いもなく口へと運んで舐める。

その淫靡な光景に、俺は思わず目を閉じた。


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恋人は浮気する・2

 イブの朝、俺はクタクタで起きられなくて昼まで惰眠を貪り、
滝本に起こされて渋々、リビングに行った。

滝本はツリーの側で大きなリボンの付いた箱を抱えて待っていた。

 俺は思わず身構えた。つい先日、30才の誕生日に白いレースの
エプロンをプレゼントされて以来、俺は滝本のプレゼントを
異常に警戒するようになったのだ。

「これ、クリスマス・プレゼントです」

 滝本がニコニコしながら包みを差し出してきたが、俺は
反射的に後ずさってしまった。

「……また変なものじゃないだろうな?」
「嫌だなぁ、その目つき。俺は変態じゃありませんよ」

 滝本がカラカラと陽気に笑ったので、俺はホッとして包みを
受け取った。箱の大きさからすると、スーツでも入っていそうだ。

「なぁ、言えよ。何が入ってるんだ?」
 俺は用心深く滝本をすくい見た。

「服ですよ。帽子と靴もセットになってます」
「ふうん」

 そっか、道理で箱がでかいわけだ。俺はようやく納得して
包みを開いた。そして俺は――その場に固まった。服――確かにそうだ。
帽子と靴もセット――うん、そうだけど……。

「これ……」
「可愛いでしょう?」
「おまえ、気は確かか?」

 中から出てきたのは、ピンク色のナースの制服だった。
ご丁寧に制帽とナースサンダルまでセットになってる。

 もう嫌だっ!! こいつの脳味噌は腐ってるよ。間違いない! 
前にあれほど俺が怒ったのに、これっぽっちも懲りてないなんてあんまりだ!

「変態」

 俺の地を這うような声に、滝本はきょとんとした顔で俺を見た。
そして少なからずショックを受けたように言った。

「どうしてですか? 絶対、似合いますよ。可愛いですよ!」

「こんなものが似合って堪るかっ!!」

 烈火のごとく怒りだした俺に、滝本はオロオロと視線を彷徨わせた。

「だって哲也の白い肌や栗色の髪には、ピンクが似合いますよ。
それに目が大きくて顎が細いし、脚だって全然毛深くなくて、
スカート履いても様になりますって」

 なんとか俺を宥めようと言い募る滝本を、俺は思いっきり
平手打ちした。グーで殴らなかっただけありがたいと思え! 
俺は今、滝本が口にした自分の特徴が大嫌いなんだ。

「俺は女じゃないっ!!」

 悔しくて泣くまいと思っても、涙が次から次へとボロボロこぼれて、
俺は情けなくて閉口した。

「すみません、俺、そんなつもりじゃ――」

 滝本も泣きそうな顔をして俺を見つめていた。
なんてこった。せっかく楽しみにしていたクリスマスなのに。

 落ち込んだ俺は、滝本に指一本、身体に触れさせず、
昼食の七面鳥にも手をつけず、早々に自分のマンションへと
帰ったのだった。

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恋人は浮気する・3

不覚にも滝本の前で泣いてしまったことが気まずくて、
俺はそれからずっと滝本と仕事以外では口を利かなかった。

そしてそのまま仕事納めを迎え、気乗りしない里帰りをした俺は、
年明け早々2日に帰省ラッシュを避けて東京に戻ってきた。

 滝本は実家が埼玉で、元旦に顔を出すだけだと言っていたから、
俺は土産の漬け物を持って、滝本のマンションへ行った。

少し時間をおいたことで、俺の中のわだかまりも解け、
久しぶりに滝本とセックスしたいと思ったんだ。

 滝本のマンションの近くまで来た時、俺は華やかな女性の笑い声
を聞いて何気なく振り向いた。俺の遙か後方の反対車線側の歩道を、
振り袖を着た若い女の子と滝本が歩いていた。

「永良さん……」

 俺は思わず女の子の名前を呟いていた。
永良沙織。うちの会社の総務の子だ。
滝本とは同期だが、彼女は短大出だから滝本より2才年下になる。

 二人の親しげな様子に、俺は身体の芯が冷たくなっていくのを感じた。
それでも物陰に隠れるだけの機転が残っていたのは不幸中の幸いだ。

 きっと彼女なら、あの看護婦の制服や制帽も似合うだろうし、
キッチンで白いエプロンを付けて料理なんかしたら、もっと似合うだろう。

 二人が楽しそうに笑い合いながら、滝本のマンションへ入って
いくのを見届けると、俺は為す術もなく来た道をとぼとぼと駅へと
戻って行った。

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恋人は浮気する・4(R18)

男の指がいつの間にか3本にまで増えて、グチュグチュと
卑わいな音を立てている。

俺はシーツを握りしめて押し寄せる快感に暴走しないよう耐えていた。

「アッ…ハア……ンンッ」

「入れるよ?」

 欲望に掠れた声で問われて、俺は小さく肯いた。男がやりやすいように、
おずおずと脚を開く。焦れた男が俺の足首を掴んで自分の肩に載せた。
そのまま上半身を倒し、俺の中に凶暴な楔を打ち込む。

「ヒッ! あッ…アァッ!!」

 苦しい……。どうしよう、こいつのデカい。壊れそうだ。
でも今さら止めてくれなんて言うだけ無駄だよな。

俺は懸命に浅い呼吸を繰り返し、なんとか男の大きさに慣れ
ようと必死になった。男が宥めるように俺の頬を撫でる。

「いたっ…い――も…無理っ…!」

 痛みによる生理的な涙が零れた。男は俺の泣き顔に怯んで
動きを止めると、あやすように俺の身体を撫で回し始めた。

「いい子だ。心配しなくても、すぐ良くなるよ」

 俺の顔中にキスの雨を降らし、すっかり萎えてしまった俺の
モノを緩急を付けて扱き上げる。頼むから早く終わらせてくれっ!!

「やだッ、裂ける! 嫌だ…怖いッ……アアアッ!!」

「力を抜くんだ、怖がらないで。可愛いよ、本当に君は素敵だ」

 男は、俺を労るようにゆっくりと時間をかけて俺の内部に
突き入れてきた。でも、こんなに痛くて苦しいのは、初体験の時以来だ。

「も…いやぁ……うっ…ひっく……」

 未だ誰も到達したことのない狭い最奥のさらに奥を、ぐいぐいと
開かれる痛みと恐怖で俺は泣きじゃくった。こんなにも奥深くまで
男を受け入れたのは初めてだ。
切れたらしいソコから背中の方まで血が流れて来るのを感じて、
俺は竦み上がった。

「いや…ゆる…して……もう…や……」

 息も絶え絶えに訴えてみたが、男はすでに止められる状態ではないらしく、
懸命になにやら睦言を囁きながら俺を犯し続けた。

やっと男が弾けて、ほんの少し圧迫感が薄らいだ時、俺は
安堵のあまり、とうとう意識を手放してしまった。

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恋人は浮気する・5

気がつくと身体はきれいにされ、バスローブにくるまれていた。
身体が真っ二つに裂かれるような痛みはなくなっていたが、
極限まで開かれた俺のソコは、ジンジンと焼け付くような痛みがあった。
まだ何かが入っているような異物感もある。

 恐る恐る身体を起こすと、脳天まで突き抜けるような激痛が
走った。やっぱり切れてるんだ……。

 俺は後悔のあまり泣きたい気分だった。(もう、泣いたけど) 
でも行きずりの男と寝るなんてバカをやった自分が悪いんだから仕方ない。

 あの後、駅のゴミ箱に滝本への土産を放り込んだ俺は、
よせばいいのにその足で飲みに出かけた。ところが行きつけの
飲み屋が正月休みで、仕方なく目に付いたホテルのバーに入った。

 カクテルを3杯ほど飲んで、いい気分になって、さて帰ろうかと
腰を上げた時、男に声を掛けられた。
モデルみたいにスタイルのいい奴で、クリスマス以来セックスは
ご無沙汰だった俺は、ついフラフラと奴の部屋へついて行ってしまったんだ。

 俺はソファーの上に置かれていた自分の服を見つけて着替えると、
男に見つからないようコソコソと逃げ帰った。

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